「本と絵と仕事」があるグループホームに選書

認知症の方たちが読める本って何だろうとか、できるだけバイアスをかけないであらゆるジャンルの本から選書しました。

施設見学に来られた方のなかには「若い頃、日本文学全集を夢中になって読んでいました」と。茶色本だったと仰っておられたので、きっと大変古い本だと思われます(色々な出版社が刊行しているのでどれなのかはわからず)。

当然、遠藤周作、三島由紀夫、石坂洋次郎、川端康成、司馬遼太郎、太宰治、大江健三郎etc……それこそ、日本文学を代表する作家たちの本を手にしたはずですし、真のインテリを感じずにはいられません。

認知症が進み、表紙を眺められるだけかもしれない――。それでも、その表紙が語る何かを感じ取り豊かな気持ちになってくださったらとても嬉しく思います。

一冊の本が、誰かの心の杖となりますように……

@metoo西宮yama & metoo西宮umi

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