『若かった日々』レベッカ・ブラウン

 マガジンハウス (2004)

『体の贈り物』『私たちがやったこと』に続く、レベッカ・ブラウンの自伝的短編集。あまりに違う二人が傷つけ合うのは必然だった――。家族と希薄な関係しか築けなかった父。夫との愛に挫折した母。物心がつく頃には離婚していた両親との激しい葛藤や、初めて同性に夢中になった初恋。死に寄り添うホームケア・ワーカーを描いた感動作。著者が少女時代を穏やかなまなざしで振り返る。