『永遠をさがしに』原田マハ

河出書房新社 (2016)

指揮者の父とチェリストの母を持つ和音。母親からチェリストになるべく厳しい指導を受けて育つが、道半ばで断念。その後両親は離婚し、母親はチェロを残して姿を消す。そして突然、現われた新しい母親。16歳の誕生日に渡された4年前に母親が書いた手紙で真実を知った和音は、自分が求めていたものに気づき、再びチェロと向き合う。親子の葛藤と和解を描いた作品です。