『松本隆 言葉の教室』延江 浩

マガジンハウス(2021)

ルビーの指輪
赤いスイートピー
硝子の少年
渚のバルコニー
風をあつめて etc…

日本人であれば
少なくとも一つ、二つは知っている曲があると思う。

作詞家として2000曲以上を手掛け
50曲以上がヒットチャート1位。
日本の音楽界に大きな影響を与えたはずで
そんなに多くのヒット作品を
どのようにして生みだされたのか…
この好奇心から手にした一冊です。

本書は言葉を生み出すための
テクニック本ではないが
言葉を綴るにあたっては
緻密な作業を必要とし
彼自身のオリジナルな法則が
施されていることがわかる。

誰もが使う言葉なのに
松本氏が表現することで
世界が少しズレて
まったく違う見え方になるから不思議。
さらっと読んだつもりが、
わりと付箋多めになってしまいました。